2021年にREPORT OCEANが発表した調査によると、世界のオンラインカジノ市場は、2027年までに1,282億8,000万米ドルに達すると予想されています。2021年時点での世界のオンラインギャンブル市場規模は575億4000万米ドルにものぼり、2022年から2030年にかけて年平均成長率(CAGR)11.7%で拡大すると予測されています。インターネットの普及に加え、スマートフォンが普及したことで、カジノゲームプラットフォームへのアクセスが容易になったことも、オンラインギャンブル市場の拡大の要因となっています。コロナ禍での自粛生活の影響や、オンラインで24時間遊べる手軽さなどもあり、日本でもユーザーが拡大しています。すでに日本もオンラインカジノ大国にランクインしていることをご存じですか?
世界のギャンブル事情 オンラインカジノ大国12カ国!
インターネットやスマートフォンの普及や、新型コロナウィルスの世界的なパンデミックなど、様々な状況によって、世界のギャンブル事情も変化の時を迎えています。今や、ヨーロッパを中心に、オンラインカジノの利用者数は増加傾向にあり、日本人のプレイヤーも増えています。それぞれの国のギャンブル事情はどのような状況なのか、いくつかの国を例にご紹介いたします。
アメリカ
アメリカのギャンブル事情と言えば、世界で最も有名なカジノシティであるラスベガスを無視しては語れません。オンライン市場に関しては、アメリカ国内のギャンブル愛好家の70%以上がオンラインで賭け事を楽しみ、年間355億ドル以上を費やしているという調査があります。
世界の中でもギャンブル大国と言えるアメリカですが、州によって規制は様々で、ギャンブルに対して寛容な州とそうでない州がありました。それも過去の話で、現在は年々ギャンブルに対して消極的だった州も、規制を緩和する傾向にあり、アメリカでのギャンブル事情はますます熱を帯びてきていると言えます。
マカオ
マカオは、ラスベガスに次いで世界的に有名なギャンブルスポットです。中国唯一の賭博場であり、他の国では見られないオリジナルのゲームが楽しめることでも有名です。
しかし、観光地としても人気のある場所なだけに、近年のパンデミックの影響も大いに受けています。マカオ政府博彩監察協調局(DICJ)が2022年2月に発表した統計によると、2022年1月の1月のマカオの月次カジノ売上は、前年同月に比べて20.9%減、前月からも20.3%減となる63.44億パタカ(日本円換算:約915億円)という結果になりました。
フランス
世界中のカジノで親しまれているブラックジャックやルーレットなどは、実はフランスで生まれたゲームです。それだけに、フランスには多くのギャンブル愛好家がいると考えられます。2019年のフランスのギャンブル収益は、122億ユーロにものぼり、ヨーロッパでもギャンブル大国だということがわかります。2010年のギャンブル法が施行により、オンラインカジノが合法化されたことで、フランスのオンラインギャンブル市場も拡大されています。
イタリア
“カジノ”の語源は、イタリア語で小さな家を意味する”casa”から生まれたという説があります。当初は貴族の社交場として親しまれていましたが、やがてマフィアの力がカジノに影響するようになりました。ギャンブルとマフィアは密接な関係にあるため、一般市民の中にはギャンブルに対してネガティブな考えを持つ人も多くいましたが、現代に至るまでに改善を重ねた結果、悪いイメージは払拭され、現在では国民の80%がギャンブルを楽しんでいると言われています。2019年にはギャンブルの収益が181億ドルにのぼり、そのほとんどがオンラインプレイヤーで、ポーカーが最も人気のあるゲームとなっています。
スペイン
スペインもヨーロッパのギャンブル大国の一つで、スポーツベッティングが盛んな国として知られています。2011年にオンラインギャンブルが合法化され、スペイン人1人当たりがオンラインギャンブルに費やす金額は、平均で年間約418ユーロにものぼります。オンラインギャンブルの合法化以来、オンラインギャンブルを楽しむ人口は増加傾向にあり、2020年には前年に比べ、13.8%も増加したという統計があります。
カナダ
カナダは、世界の中でもギャンブルの自由度の高い国として知られており、世界で最もオンラインギャンブルが盛んな国です。国民の75%がオンラインギャンブルを日常的に楽しんでおり、国の統計によると、1人辺り年間平均約570カナダドルから750カナダドルを費やしていると言われています。
カナダでオンラインギャンブル市場が成長し続けている理由の一つが、国によるインターネットの信頼性、高速化の強化であると言えます。インターネット環境が快適になり、さらに近年のパンデミックによる自粛生活の中で、人々はますますオンラインギャンブルに娯楽を求めるようになったと言えます。オンラインギャンブルプレイヤーの増加傾向はまだまだ続いており、世界で最もオンラインギャンブル市場の成長が早い国だと言われています。
ドイツ
ドイツはヨーロッパ最大の国であり、世界でも有数の経済力を誇る国として知られています。平均所得が高いこともあり、ギャンブルも盛んで、毎年57億ユーロ近くをギャンブルに費やしていると言われています。オンラインギャンブルの規制が厳しい国ですが、オンラインギャンブル市場も他の国々同様成長傾向にあります。2019年には、オンラインギャンブルの収益が22億ユーロでしたが、2024年には33億ユーロになると予測されています。
イギリス
イギリスは、世界で最も厳しいギャンブル法が制定されている国でありながら、ギャンブル愛好家の多いギャンブル大国の一つです。2021年にも、オンラインギャンブルを規制する新しい法律が制定されました。しかし、規制が厳しいということは、それだけ安全にオンラインギャンブルを楽しめる国だということでもあります。イギリスのギャンブル委員会によると、2019年4月から2020年3月までのギャンブル収益は192億ドルにのぼると予想しており、そのうち、オンラインギャンブルは約40%を占めています。
ポーランド
かつてポーランドは、ギャンブルに関する制限や禁止事項がほとんどない自由な国でした。しかし、2009年に可決されたギャンブル法により、スポーツベッティング以外のあらゆる形態のオンラインギャンブルを禁止するという厳格な規制を施行されました。企業のライセンス不足により、現時点ではオンラインカジノはありませんが、ポーランドの国民が他国のオンラインカジノに登録することは許可される予定だと言われています。
オーストラリア
オーストラリアは、国民の約80%が日常的にギャンブルを楽しんでいるギャンブル大国で、一人当たりの支出額が年間1200オーストラリアドルと、世界で最も高い国の一つです。ポーカーが最も人気のあるゲームで、ギャンブル人口の48%がプレイしています。
オンラインギャンブル市場も拡大傾向にあり、2001年にギャンブル事業者の活動を規制するインタラクティブ?ギャンブル法が制定されましたが、プレイヤーに対する規制はほとんどないため、安全にオンラインギャンブルを楽しめる国として知られています。
ニュージーランド
ニュージーランドはギャンブル法が比較的寛容で、オンラインギャンブルも合法かつ非課税です。しかし、ニュージーランドの国民は、海外のカジノしか利用することができません。一方、オンラインギャンブルのプレイヤー人口は他国同様増加傾向にあり、特に、モバイルゲームが人気です。
日本
日本は世界の中でもギャンブル規制の厳しい国ですが、古くから賭博文化があり、現在でも公営ギャンブルの盛んな国です。国民のギャンブルに対するリテラシーや既存のギャンブル文化との親和性もあり、世界のギャンブル市場の中でも日本が重要なマーケットだと考えられるようになりました。2010年頃からヨーロッパのオンラインカジノ企業が日本に参入し始め、現在では世界において隠れたギャンブル大国として位置づけられています。
デジタル分析支援会社シミラーウェブジャパンの調査によると、日本からの主要オンラインカジノへのアクセス数は、2019年4月では月間約1430万回だったのに対し、約一年後の2020年1月は5倍以上の約7850万回に達したと報告されています。
まとめ
オンラインカジノに関しては、まだまだ危ないイメージを抱いている人も多いことでしょう。しかし、世界におけるオンラインギャンブル市場は大きな産業の一つであると捉えられています。日本語サポートが充実し、安全に楽しめるオンラインカジノも数多く登場し、日本人プレイヤーもどんどん増えています。隠れカジノ大国である日本でも、これからますますオンラインカジノが盛り上がることでしょう。
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