世界の宝地図|最も価値のあるお宝は?世界に広がるトレジャーハンティングの可能性

この記事を書いた人: 伊藤めぐみ | ファクトチェック: Fintan Costello · 最終更新日: · 広告の情報開示
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宝探しを意味する、トレジャーハンティング。子供の頃は誰しも一度は、トレジャーハンティングを夢見たことがあるものです。ゲームの中でそれを楽しんだ方もいるでしょうし、大人になってからは宝くじやカジノでちょっとした冒険気分を味わう方もいるかもしれません。

実は、世界には今でもあらゆる場所で金銀財宝がたくさん眠っているのをご存じでしょうか?そしてその行方は、いまだに謎に包まれています。

この記事では、これまでに行方不明になった世界のお宝の金額と場所を一挙大公開。日本、そして世界に広がるトレジャーハンティングの可能性についても深掘りしていきます。

世界の宝地図|最も価値のあるお宝は?

下記の世界地図のインフォグラフィックには、お宝の場所と金額が示されています。一攫千金に値するお宝は世界各地に眠っており、トレジャーハンティングは決して夢ではないことがわかります。

お宝の名称 場所 金額
伝国璽 中国 140兆円以上
連合王国の戴冠宝器 イギリス 9800億円
フローレンティン?ダイヤモンド スイス 105億円
南軍の金 ミシガン州ミシガン湖 1兆9600億円
レオン?トラブコの金 ニューメキシコ 11兆2000億円
騎士団テンプラートレジャー ミッドロジアン(英国) 1兆1060億円
死海文書 死海 42兆円
インカゴールド 南アメリカ 518兆円
北条正宗の刀 日本 140億円
アイルランドの王冠の宝石 ダブリンアイルランド 4756億円

それぞれのお宝について、詳しく紹介していきます。

伝国璽

伝国璽(でんこくじ)は、中国の王朝で家宝として受け継がれてきた印章です。紀元前211年のもので、秦の始皇帝の権威を象徴しています。「受命于天 既壽永昌 命を天より受け、寿(としなが)くしてまた永昌ならん」、または「受命于天 既壽且康 命を天より受け、寿(としなが)くして且つは康(やす)からん」のどちらかの印門が刻印されているとのことです。

玉製の四角形で、サイズは約9センチほど。上部のつまみには5匹の竜が掘られているのが特徴です。伝国璽が紛失した時期については諸説あり、今では見ることができません。その価値は、1兆アメリカドル、日本円にして140兆円を超えるとされています。

連合王国の戴冠宝器

イギリス連合王国の戴冠宝器(たいかんほうき)は、141品からなる歴史的な儀式用のコレクションです。主に、イギリス王の戴冠式で用いられる王冠などのレガリア、祭服、指輪などが含まれています。

1216年、イングランド王ジョンは、政治の失敗のため王権が制限される「マグナ?カルタ」に合意しましたが、反撃を起こし戦っていました。しかし戦いの途中で赤痢にかかり、医者を探す慌ただしさに紛れ、側近が戴冠宝器が入ったカバンをなくしてしまったのです。ジョンはそのまま亡くなってしまいました。戴冠宝器の価値は、9,800億円にも値します。

フローレンティン?ダイヤモンド

フローレンティン?ダイヤモンドは、歴史的に有名なイエローダイヤモンドで、137.27カラットもあったと言われています。強大な力を誇っていたオーストリアの貴族であるメディチ家が17世紀末に亡くなった後に、オーストリア皇帝に引き継がれました。

第一次世界大戦中にオーストリア帝国が崩壊した後、スイスへの亡命時に家族によって持ち出されましたが、現在では行方不明となっています。推定価値は105億円です。

南軍の金

南軍の金とは、1865年の南北戦争後に行方不明となった金のことです。以降、多くのトレジャーハンターの投機の対象となっています。ミシガン州の歴史愛好家グループは、ミシガン湖の底に1兆9600億円に相当する財宝が眠っているという理論を展開しています。

レオン?トラブコの金

レオン?トラブコの金は、1930年代に不可解な状況で死亡したメキシコの大富豪レオン?トラブコと数社のビジネスパートナーが隠し持っていた金です。

彼らは金を隠し、価格の上昇に合わせて売却していましたが、1934年の金法により金の私的所有が違法となりました。その数か月後に彼らは不可解な状況で死亡し、それに伴い、金も行方不明となりました。レオン?トラブコの金には11兆2,000億円もの価値があるとされています。

騎士団テンプラートレジャー

騎士団テンプラートレジャーは、ヨーロッパで1119年に設立された宗教的軍事騎士団「テンプル騎士団」が所有していたとされる宝物です。

テンプル騎士団は、聖地イェルサレムを保護することを目的として結成され、時間の経過と共に多大な影響力と富を獲得しました。後に、騎士団は脅威として位置付けられ、逮捕されることとなりました。

テンプル騎士団の宝物が何なのかは今だ不明のままですが、宝物には1兆1,060億円の価値があると推定されています。

死海文書

死海文書は、ヘブライ語やアラム語で書かれた聖書写本で、紀元前140年頃~紀元後68年頃に作成されたと考えられています。1952年に発見されましたが、ひとつだけ銅の巻物がありました。それは金銀財宝が埋蔵された64か所の手がかりが示された地図だったのです。

宝物のありかが示されてはいるものの、詳しい説明がないため、謎は今も解明されていません。財宝の想定価値は42兆円にも及びます。

インカゴールド

13世紀~16世紀に栄えた南アメリカのインカ帝国。ペルーのジャングルの中にあると推定される黄金都市「パイティティ」は、古代インカ人が南米侵略したヨーロッパ人から金銀財宝を隠した場所として知られています。その想定価値は、518兆円にも及びます。

これまで、パイティティの住民との交流が記された手紙などが見つかっていますが、黄金都市とインカゴールドの所在は未だ明らかになっていません。

北条正宗の刀

北条正宗の刀は、日本史上最も偉大な刀工であるとされる「五郎入道正宗」(1264年~1343年)によって作られた刀です。この刀は、16世紀の戦いの後に本庄重永が受け取り、後に日本の初代将軍となった徳川家康の所有物ともなりました。

その後も徳川家に受け継がれてきましたが、第二次世界大戦後のアメリカによる日本占領中に当局に引き渡され、それ以降は行方不明となっています。アメリカ軍によって破壊された可能性も懸念されています。

北条正宗の刀の想定価値は140億円にものぼるとされています。

アイルランドの王冠の宝石

アイルランドの王冠の宝石は、星型のかざり1個とダイヤモンドのブローチ、および5つの金の宝石で飾られた首輪で、王冠は含まれていません。1783年に作られ、394個もの宝石が使われています。それが、1907年にダブリン城の金庫から盗まれてしまいました。

誰が宝石を盗んだかや、宝石の行方は明らかになっていません。アイルランドの王冠の宝石には、4,756億円の価値があると推定されています。

トレジャーハンティングの魅力

トレジャーハンティングの魅力は、一攫千金を狙えるロマンにあります。世界には、数億?数兆円という高価な財宝が眠っており、もしお宝を見つけたからには多大な富が手に入ります。

また、大金を得ることだけではありません。お宝を探し出すという冒険プロセスそのものにも魅力を見出すことができます。宝探しの冒険は非日常的であり、多くの人を魅了しているのです。

日本国内には、子供から大人まで気軽にトレジャーハンティングを楽しめる施設が数多く存在します。本物のお宝を発掘できる訳ではありませんが、家族や仲間と協力して宝を探し出すという体験には、たくさんの魅力が詰まっています。

また、宝探しと言えば、考古学者インディ?ジョーンズが世界各国のお宝を巡って冒険する映画『インディージョーンズ』シリーズを思い浮かべる人も多いでしょう。フィクションとはいえ、クリスタルスカル(水晶ドクロ)やアーク(聖櫃)など、実在するお宝が登場するので、気軽にトレジャーハンティングのわくわく感が味わえます。

もし冒険に興味がある方は、実際にトレジャーハンティングに挑戦してみてもいいでしょう。

世界中に広がるトレジャーハンティングの可能性

トレジャーハンティングの可能性は、まだまだ世界中に広がっています。ここでは、世界各地の中でも、特にトレジャーハンティングができる可能性が高いエリアを4つ厳選してご紹介します。

オーストラリア

オーストラリアは、トレジャーハンティングの可能性を秘めている地域の一つ。オーストラリア国立図書館、およびビクトリア州立図書館では、過去の金採掘活動や地質学的特徴をまとめた多くのリソースが提供されています。

トレジャーハンティングにおすすめの場所には、ゴールドラッシュ時代の鉱山や、アボリジニの遺跡、ビクトリア州のバララット、西オーストラリアのカルガリーなどが挙げられます。

エジプト

古代エジプト文明の遺跡からは、ファラオの墓や宝飾品など、数多くのお宝が発掘されています。中でも、ギザのピラミッド群やナイル川の周辺には、まだお宝が残っているかもしれません。トレジャーハンティングの魅力がたっぷり詰まった、宝探しの冒険にピッタリの行き先です。

カリブ海

カリブ海には、海賊船の沈没船や海難事故の遺物が多く存在するとされています。トレジャーハンティングをするなら、とりわけバハマやドミニカ共和国、プエルトリコなどの島々に注目です。

メキシコ

メキシコには、マヤ文明やアステカ文明の遺跡が点在しています。これまで、美術品や財宝などがさまざま発見されている地域です。中でも、ユカタン半島やオアハカなどは、トレジャーハンティングの拠点としてピッタリです。

日本にも「眠る財宝」がどっさり!

私たちが暮らす日本やその近郊にも、お宝伝説は数多く存在しています。

日本に存在する金銀財宝の伝説は実に数百以上とされており、北は北海道、南は沖縄にいたるまで、全国に分布。兵庫県猪名川町にあるとされる豊臣秀吉の埋蔵金や、群馬県赤城山麓にあるとされる徳川幕府の御用達金など日本の有名人に関するお宝はもちろん、以下のような海外のお宝も数多く眠っているとされています。

  • 旧ソ連軍将校「ペトロフ将軍」による隠し財宝(宮崎県)
  • 海賊「キャプテン?キッド」の財宝(鹿児島県)
  • 日本海海戦で埋没した「バルチック艦隊」の金塊(長崎県)

日本に限らず、行方不明の財宝には存在しないかもしれないものもあります。そのため、日本に眠る財宝の総額を具体的に推定するのは難しいですが、1,000兆円を超えるとされています。

まとめ

今回は、これまでに見つかったトレジャーハンティングの金額と場所、日本と世界に広がるトレジャーハンティングの可能性について紹介しました。

一攫千金と言えば、宝くじやオンラインカジノを思い浮かべる人が多いでしょう。しかし、トレジャーハンティングも立派な一攫千金の方法の一つです。この記事で紹介したもの以外にも、まだ見ぬお宝は日本を含む世界各地に眠っています。

トレジャーハンティングには、カジノや宝くじのような一攫千金の「ロマン」があります。歴史的な秘密を解き明かすことを夢見て、旅行でカジノを楽しみながら、トレジャーハンティングの冒険にもぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか?

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この記事を書いた人
BonusFinder Japan 編集長

BonusFinderの編集長、伊藤めぐみです。アメリカの大学でコンピューターサイエンスの修士号とマーケティングの博士号を取得し、ヨーロッパのオンラインカジノでマーケティングを担当していました。2007年からカジノの業界で働いており、BonusFinderではオンラインカジノの専門家として、カジノのレビューやコンテンツの品質管理責任者を担当しています。